安心・安全への取り組み
弊社では、代表の山崎を筆頭に社員一同一丸となり仕事に取り組む姿勢があり、常に消費者の方々のニーズに答えられるよう柔軟に対応するよう心掛けております。
オホーツク海の美味しい魚・かに・貝類を全国の皆様にお届けできる仕事にやりがいと責任を感じ、日々製造に携わっております。
昔ながらの加工場から食品工場としての仕事の流れ、設備等、従業員の意識改革と時代は様変わりしておりますが、海の幸の美味しさはいつの時代も変わることはないと思っております。
これからも出来るだけたくさんの皆様に、オホーツクの美味しい物を食べて頂けるよう、安全で新鮮な製品を製造してまいります。
取締役常務長谷川 憲永
毎週外部の検査機関に製品の菌検査を提出し、安全性のチェックを受けております。
その他にも賞味期限の設定や、味や色などの見た目に至るまで評価する官能検査をシーズン中毎月行っております。
また、長期間品質の保持が出来ているか確かめるために、キープサンプルを保管し、賞味期限の3ヵ月後においても製品の品質検査を行っております。
水
工場内で使用している水は、浄水場の検査結果を年1回書面で確認し、自社においても、残留塩素濃度等を確認して安全であることを記録しております。
海
水
自社で海水を紫外線と次亜塩素酸ナトリウムで滅菌した後に、ホタテ加工の海水として使用しており、ホタテの一次処理で使用する海水の検査は、外部の検査機関に年2回検査を依頼しております。
氷
紋別の漁業協同組合から仕入れておりますが、水質検査は組合から年に一度報告書を受け取り、使用する氷の品質や安全性を確認しております。
設備メーカー各社に依頼してシーズン前にメンテナンスを行い、シーズン中の稼働に支障をきたさない様な体制を整えております。
帆立貝を急速冷凍するトンネルフリーザーは、推奨期間内である4年に一度点検を実施し、イクラの原卵をほぐす機械は毎年メンテナンスを実施しております。
衛生管理とは、製品・水質・設備だけではありません。
それらを扱う従業員が、適切に取り扱ってこそ初めて衛生管理を実施していると言えます。
当社では、衛生管理における従業員の教育を重視し、以下の取り組みを行うことで水産品の質や安全性の確保に努めております。
・大日本水産会が主催するHACCP講習会への出席
・定期的に現場での指導・教育を実施
・年2回社内で衛生管理に関する講習会を実施
・衛生管理コンサルタントに毎月来社してもらい、衛生管理に関する講習を開催
・上記の取り組みを全て書類に残し、会社の衛生管理全体を評価
HACCP(ハサップ)とは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の5つの単語からなる衛生管理手法で、厚生労働省が推奨していることから、近年さまざまな飲食施設で取り入れられています。
具体的には、原材料の仕入れから製造の最終段階までの行程において、微生物や金属の危険物質が混入するリスクを軽減し、継続的に監視・記録を行うための行程管理システムです。
HACCPは、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)が合同で運営している食品規格委員会によって発表されており、国際的に認められている衛生管理手法です。
当社は、水産物や水産品の加工に特化した衛生管理を目的とした、大日本水産会HACCP(正式名称:水産食品加工施設HACCP)の認証を取得しております。
水産品の加工は、水産物が元々含んでいる水気や、湿度・温度に特有の管理が必要であり、通常の食品の製造工程とは異なる部分があります。
大日本水産会HACCP は、HACCPの考え方をより水産品の取り扱いに合わせてカスタマイズした管理手法であり、水産品の加工などを行う上で危険物質が混入する特有のリスクに対応しています。
FDAとは、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug
Administration)の略称で、食品などを取り締まるアメリカ合衆国の政府機関であり、日本では厚生労働省にあたります。
アメリカに食品などを輸出する際にはこのFDAによる認証が必要になり、具体的には以下の5つを行う必要があります。
当社は、上記の5つの項目を全て満たしているためFDAから認証を取得しております。
そのため、オホーツク沿岸の港から仕入れた水産物や水産加工品をアメリカに輸出して販売することができます。
日本の水産品はアメリカでも高く評価されており、とりわけオホーツク産の水産品は世界中から高い評価を受けています。
当社の水産物や水産加工品が、アメリカで正規輸入食品として販売されることで、オホーツク産の水産品に関する信頼の向上にも繋がると考えております。